クラブ名「One Tokyo」で「リアルサカつく」をはじめる本田選手は大丈夫なのか?

2019年12月にオランダ1部リーグのフィテッセを退団した本田圭祐さんが、自身で新しいサッカークラブを立ち上げることを発表しました。

先日の1月14日のことです。

新しいクラブの名前は「One Tokyo」で、2020年内には開設予定だそうです。

クラブのサイトも公開されていますが、オーストリアでプロクラブの経営に失敗したというエピソードから始まっていて、本田さん大丈夫なの?って思っちゃいました。


サイトには応募フォームが用意されていて、入団希望の方はトライアウトへの参加申し込みができます。

トライアウトの応募要件には、「毎日トレーニングできる方」とあり、「勝利にこだわる選手」に集まって欲しいとのこと。


このブログの他の記事で紹介しているリベルタサッカースクールが目指している方向とは正反対と言ってもいいかも知れませんね。

リベルタとOne Tokyoでは、募集している年齢層も経験値も異なるのであまり比較にはなりませんが。

入会した子供が全然サッカーがうまくならない、将来本田選手のようにサッカー日本代表になって欲しいのに、といった不満をこぼす親が、リベルタにはたまにいるので、ちょっと追記してみました。

サッカークラブにもいろいろあるので目的に応じて選びなさい、ということですね。


話は戻りますが、One Tokyoは、少なくとも初心者向けではなく、リーグにも出場し、スポンサーもつけ、当然ビジネスとして成立することを前提とされているのでしょう。

また、サイトには、それにとどまらず、世界に対して影響力のあるクラブを目指すと書かれています。

「リアルサカつく」をやろうということですが、具体的な戦略はあまり読み取れませんでした。

レアル・マドリード、バルサ、ユベントスといった、サッカーファンなら誰でも知っていて、スター選手が次々に集まってくるようなクラブが日本にできるとしたら、とても楽しみですね。


「サカつく」はゲームだからこそできてしまう自由度と面白さと、ゲームならではの限界があるわけで、そのあたりの現実とのギャップを、経験を積んできた本田さんとこれから集まるメンバーで埋めていくことになるんだろうなあと思います。

例えば、人事評価をポイントでやる、なんてところはゲーム的な要素なのかもしれませんが、現実では最も難しく、いろんな会社や組織が頭を悩ませているところだったりします。

楽しいかもしれないですけど、想像しただけで大変そうです。


本田さんはビジネスと併行して当面は自分でサッカーをやることにこだわっていくんだと思います。

ぜひ、(これ以上)体を壊さないようにして、50歳を過ぎても現役のキングカズさんと、実業家として活躍する中田英寿さんを足して二で割ったような選手になって欲しいです。

これからも応援していきたいと思います。


(1月28日追記) 本田選手が2020年12月までブラジル1部リーグのボタフォゴへ加入することで合意したという報道がありました。

期間は1年たらずですが、地元ファンからの熱いラブコールもあったようで、決定すればサッカーの強国ブラジルでの活躍が見られることになります。

本田選手の2020年は忙しくなりそうですね。